ル・バエレンタル
2010年 01月 05日
PCの接続が悪く、メールもネットもまったくできずにおりました。
年末、年始のご挨拶が遅くなり、申し訳ございません。
昨年は皆様に支えられ、楽しい時間をご一緒させて頂き、
とても幸せな一年を過ごすことができました。
まだまだ勉強することがたくさんありますが、
より良いお教室になりますよう日々努力を重ねてまいりますので、
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、すっかりブログの更新が遅くなり、昨年からの話題が
たまっておりますが・・・年末に帰省して訪れたフレンチ、
「ル・バエレンタル」のご報告を。
札幌は円山公園近くに佇む、瀟洒な一軒家フレンチ。
まるでフランス、アルザス地方を思わせる山小屋風の建物は
公園の緑と閑静な円山の町並みに溶け込んでおります。
うっすらと白い雪に覆われた外観も素敵です。
中へ入ると、重厚な家具と落ち着いたインテリアが
優雅な空間を演出しております。
綺麗に磨かれたクリストフルのシルバーウエア。
スタイリッシュにアレンジされたお花、
ちょっとした緊張感が心地良く、お料理への期待も高まります。
最初のアミューズ。
ピスタチオのキャラメリゼ、セップ茸のコンソメジュレ・松の実添え、
サーモンとアボカドのタルタル。
毎回、サプライズのあるアミューズは勉強になります。
カリフラワーのクリーム・トリュフのムース添え。
私のカリフラワーのムースよりも濃厚なクリームは
下のトリュフのムースを引き立たせるコクのある味わい。
これまた、勉強(笑)。
そして、前菜のラングスティーヌのミ・キュイ、-196℃の生ウニのソース。
ミ・キュイとは極めてレアの状態のこと。
わずかに火を通したラングスティーヌ(手長海老)に、ういきょうのソースと
液体窒素で瞬間冷却した生ウニのソースを添えて。
とっても美味しかったです!ラングスティーヌとフェンネル(ういきょう)は
相性の良い組み合わせ。そこへウニとくれば、この上ないですね(笑)。
フォアグラのポワレ・ジロール茸のフリカッセ、カプチーノ仕立て。
こちらも王道の組み合わせですね~。
ジロールの香りがフォアグラ全体に広がり、口の中でとろけます。
稚拙な表現でスミマセン・・・美味しいです~!
お魚は、真ソイのブイヤベース・ル・バエレンタルスタイル。
ブイヤベースの概念を覆した、まさにバエレンタルスタイル。
魚介の出汁がしっかりとしたスープ、にんにくのソースは
紛れもなくブイヤベース。やられました(笑)。
この後、お口直しとしてマルガリータの一口ソルベが登場。
そして、お肉は蝦夷鹿のロースト、ねずの実のソース添え。
雌鹿の柔らかいフィレ肉。
美味しい鹿肉やラム肉は牛フィレにも勝りますね。
赤ワインと蝦夷鹿のジュから作った酸味のあるソースと
ねずの実のソースが程よいアクセントになります。
さらにお肉と共に、かぼちゃの冷製スープ・栗のアイスクリーム添え。
こちらが、また絶品だったのです~!
滑らかなスープに甘すぎない栗のアイスクリーム、脱帽です・・・。
デザートは、タルトタタン2009年バージョン。
出ました、再構築シリーズ。
最近、星付きフレンチではこういうデザートの展開が増えていますよねぇ。
まるでタルトタタンンの面影がなく・・・しかしながら、それぞれのパーツを
一緒に頂くとタルトタタンになるという見事な再現。
シナモンアイスクリームが美味しい。
食後の小菓子。
真ん中は、ブラッドオレンジジュース・ヨーグルトソース添え。
プチマカロン、プチマドレーヌ、自家製生キャラメルなど・・・。
そして、そして、お決まりの綿アメ。
ピンクグレープフルーツ味。
とっても美味しいのです!
この10倍くらい食べたい(笑)・・・
優雅な空間でゆったりと頂く至福のディナー、
帰省するたびに訪れておりますが、
季節ごとに味わいたいお店です。
by chacochaco2008 | 2010-01-05 00:28 | 食べ歩き