増毛

増毛とは・・・「ぞうもう」ではありません、「ましけ」です。
北海道のとある地名です。
北海道には面白い地名がたくさんあるんですよ～。
長万部とかね・・・「おしゃまんべ」って誰が読めるの？？
札幌も「さっぽろ」ってアイヌ語っぽいですよねぇ。

とまぁ、地名の話しはさておき、
増毛がどうしたのかっていうと、増毛へ行って来たのです。
札幌から車で２時間、海岸線を北上すると増毛へ辿り着きます。
夏になると甘海老の産地となり、漁港が賑わいます。

今回、訪れたのは日本酒の醸造所。
北海道で有名な「国稀」、国稀酒造です。
最近、麹菌を学ぶことがあって醸造所へ行ってみたいと思っておりました。



明治創業から１００年を迎える建物は、風情がありますね。
楽しみなのは、もちろん試飲（笑）。
あ、飲酒運転はしませんのでご安心を。
日本酒の作り方を学び、貯蔵庫へ・・・



熟成中のお酒。
この後、澱引きして瓶詰めとのこと。
ワインでいうと樽熟成の最後の過程ですね。
この中にアルコールがいっぱい入っているかと思うと、テンション上がる～！
って、どんだけ酒飲みなんだ。
いえ、決してアルコールが好きなわけではなくて、
ワインにしても日本酒にしても香りを楽しむのが好きなんですよねぇ。

というわけで、お酒よりも酒かすアイスクリームに心を奪われ（笑）、
超美味しそうなんですけど～。



国稀の酒かすを使った、アイスクリーム。
酒粕レシピを考案中の私としては、必須アイテム。
まずは試食・・・とーっても美味しい！
酒粕のアルコールさはなく、旨み成分のアミノ酸がコクとなり、
濃厚なミルクアイスクリームといった感じです。
滑らかな口溶け、ほんのり香る酒粕の余韻が絶妙ですね。

ほとんどがオートメーション化した醸造技術も、
発酵の仕上げや熟成の見極めなどは、熟練の職人の手によるもの。
ワイン作りも日本酒作りも香りや味わいが重要。
「味覚」というものはデジタル化できない、人間の究極の感性ですよね。
私も美味しいものが作れるよう、感性を磨いていきたいと思います！