ラ・サンテ
2012年 05月 10日
以前から気になっていたフレンチ、「ラ・サンテ」へ行って来ました。
実家近くにあり、いつも車で前を通っていたのですが、
表向きフレンチレストランには見えず、どう見ても喫茶店??
という店構えに二の足を踏んでおりました。
地元の友人や東京の友人にも薦められ、今回、初訪問。
ホワイトアスパラガス料理がスペシャリテということで、楽しみです~!
喫茶店風のエントランスを開けて、中へ入ると・・・やっぱり喫茶店風。
でも、真っ白なテーブルクロスにラギオールのカトラリーというあたり、
もはや喫茶店ではない。
このギャップがわからない(笑)。
料理はプリフィクスで、本日のお薦めなどからチョイスします。
アミューズ、グリーンピースのポタージュ、クミン風味のトースト添え。
新緑を思わせる綺麗なグリーンですね、
クミン風味のトーストが美味しいです。
前菜は、ホワイトアスパラガスと貝類のサラダ。
ラ・サンテの名物といえば、ホワイトアスパラガス。
この時季になると全国各地から食通が訪れるらしい・・・
ホワイトアスパラガスがと~っても美味しいです!
柔らかくて甘みがあって、本当に美味しい。
スモークされた帆立やホッキ貝との相性も良いですね~。
シェフが思い入れを持って仕入れる北海道産のホワイトアスパラガス、
その下処理法や調理法にも工夫がなされ、最高の状態で仕上げられるのですね。
2皿目の前菜は、フォアグラだったのですが、
最近、フォアグラを控えているので、他の前菜に変えてもらいました。
筍のソテー、海老味噌添え。
写真ではわかりにくいですが、この筍、とっても大きいのです(笑)。
筍の美味しさはもちろん、海老味噌が絶妙!
アメリケーヌの和風バージョンとでも言いましょうか、
濃厚な味わいがワインにも合うソースです。
メインは、足寄、石田めん羊牧場のラムロースト。
こちらのラムこそが、日本一美味しいと言われるラム肉です。
飼育が大変なサウスダウン種という肉食種、
ラム好きの間では幻の味わいとされております。
ラ・サンテでは、こちらの羊を一頭買いし、店内にある肉熟成庫にて
一ヶ月、熟成させるそうです。
美味しさがピークになったとき、初めて料理されるというわけです。
熟成されたお肉は、柔らかく滋味深さが感じられます。
デザートは、くま笹のクレームブリュレ、オレンジキャラメルのアイスクリーム添え。
くま笹のほのかな笹の香り、初めての味わいです。
爽やかなオレンジキャラメルのアイスクリームも絶品ですね~!
カジュアルな雰囲気でありながら、本格的な料理が味わえる、貴重なお店。
ソムリエのマダムがお薦めするワインも料理とのマリアージュが素晴らしく、
思わず、通いたくなるフレンチですね。
帰省の際に訪れたいお店が増えて、忙しくなりそうです(笑)。
by chacochaco2008 | 2012-05-10 17:59 | 食べ歩き