IZAKAYA VIN
2012年 11月 22日
名前の通り、外観、インテリアは場末の居酒屋そのもの、
素敵というにはあまりにも程遠いのですが(笑)、
何がすごいって、ストックしてあるワインがすごすぎて
IZAKAYA VIN恐るべし!としか言いようがない。
まさに居酒屋で、普通にロマネコンティ飲んじゃうみたいな(笑)・・・
まずはシャンパーニュを。
前菜は、鶏白レバーのムース。

これがとっても美味しかったのです~!
今まで食べた白レバーのムースの中でダントツかも。
ホワイトポートの香りと滑らかな食感、シャンパーニュに合いますね~。
鯵と野菜のマリネ。

こちらも普通に美味しい。
そして、ここから驚きの連続が始まります~!
料理に合わせて、いろいろなワインが飲みたかったので
グラスで頂くことにしたのですが、グラスワインの種類が恐るべし・・・
まずは白ワイン。
ロワール、プイィ・フュメ、シレックス。

世界最高の白ワインの造り手、ベスト10に選ばれた、
ディディエ・ダグノー氏のフラッグシップワイン。
写真が暗くてわかりづらいのですが、
斬新なエチケットはフランスらしからず、火打ち石の絵です。
エチケットそのもの、シレックス(火打ち石)土壌から作り出される、
たっぷりのミネラル感と長期熟成によるふくよかさが相まって、
ソーヴィニョン・ブランの概念を超えるパワーを放ち、
なんとも余韻の長いワインであります。
そんな素晴らしいワインをグラスで飲めるなんて・・・
と言ってもいくらかわからない。
もうひとつ、ロワール、シュナン・ブラン、クーレ・ド・セラン。

こちらもロワールのカリスマ的ビオディナミの造り手、
ニコラ・ジョリー。
ファーストアタックが素晴らしく、香りが華やか。
ブルゴーニュのグランクリュを超えると言っても過言ではなく、
まさにモンラッシェのような味わい・・・
素晴らしい~!
メインは仔羊のロティ・ラタトゥユ添え。

こちらのラムがまた絶品!
もはや居酒屋の気配はまるでない(笑)・・・
だいたい、ワインのレベルが居酒屋じゃないでしょ~
このお店、ほんとに居酒屋だと思って入ったお客さんは悲劇ですよ(笑)。
あまりのギャップについていけないはず・・・
そして、次は赤ワインを。
赤のラインナップも恐るべし~!

ブルゴーニュが飲みたい、と言ったらこんだけ。
どれもグランクリュとか銘醸畑でありまする・・・
さらにまだ抜栓していないエシェゾーまで。
エシェゾーをグラスで飲めるの~??と驚きのあまり、
オーダーしてしまいました。
もうひとつは写真に写っていませんが、クロ・サン・ドニ。
エシェゾーもクロ・サン・ドニも素晴らしく・・・
あらためてブルゴーニュの美味しさに感動。
そして、圧巻はボルドー、格付けシャトー第2級、
ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド’81 。

大好きなピション・ロングヴィル!
以前、はるばるボルドーから買って帰り、今も実家のセラーで眠っています。
今回はこちらをグラスで頂いたのです・・・それも81年。
恐るべし、IZAKAYA VIN。
居酒屋は改名したほうが良いと思います(笑)。
素晴らしい銘醸ワインをグラスで頂けるのは確かですが、
いったいいくらなのか想像もつかない・・・

by chacochaco2008 | 2012-11-22 12:27 | 食べ歩き