DEUX ART
2013年 02月 03日
裏通りにひっそりと佇むお店。
器やワイングラスにもオーナーのこだわりがあり、
お料理のプレゼンテーションが楽しみです!
まずはシャンパーニュ。
シャルトーニュ・タイエ。
小さなメゾンですが、RM部門で最高の評価を受けた、
素晴らしいシャンパーニュ。
甘美な果実味と厚みのある力強さ、
長く余韻に広がるバニラ香・・・美味しいです!
アミューズ、
パースニップのポタージュ。
パースニップとは西洋ニンジンのようなもの。
色が白く甘みがあるので、ローストしたり煮込んだりと
ヨーロッパではポピュラーな野菜です。
私は好きなのですが、日本ではあまり流通していないのが残念ですね。
前菜、ノルウェー産サーモンのミ・キュイ。
ミ・キュイとは半生状態の火入れのこと。
ほぼレアに近いですね。
うるい、セルバチコ、金柑、レンズ豆と、
絵画のように美しく盛り付けられています。
フランス料理の魅力はやはり美しい盛り付け!
食べるのがもったいない・・・
お魚は、真鱈の低温調理。
ふっくらと柔らかく火入れされた鱈。
菜の花のピュレが春の味わいですね。
メインは、シャラン産鴨、胸肉のロティ。
お皿とお料理の色合い、配置のバランスなど、素晴らしいですね。
まさに芸術です!
美しい料理を見ると絵画を眺めているような感覚に・・・
カリカリに香ばしく焼き上げられた皮目が最高~。
ギリギリまで脂分をそぎ落とし、お肉との口溶けのバランスまで
計算された究極の調理法。
ガルニチュールのポワローや芽キャベツも美味しい・・・
デセールはカルダモン風味のフィナンシェ、パイナップルのキャラメリゼ添え。
ココナッツ風味のアイスクリームなど、トロピカルとスパイシーさが
マリアージュした爽やかな味わい。
ミニャルディーズは、焼き立てのマドレーヌ。
お腹いっぱいで食べきれない~、と思っていたのですが、完食(笑)。
軽くてサクサクとした食感は病みつきになりそう~!
スタイリッシュで美しいお料理の数々、美味しいワインとともに
ゆっくりと優雅な時間を過ごすことができました。
若き菊地シェフのお料理にこれからも期待大です!
by chacochaco2008 | 2013-02-03 12:13 | 食べ歩き