クリスマスパーティー~メイン編~
2016年 12月 10日
前菜のあと、いよいよ本日のメイン、フレッシュ白トリュフの登場です!
アルバ産フレッシュ白トリュフ

トリュフの中でも最も貴重な白トリュフ。
アルバ産は最高級で20g~数万円と高価ですが、
イタリアへ行くよりは安い・・・と思うしかない(笑)
今回はセップ茸のラビオリとともに。
ラビオリ生地は試作を重ね、強力粉の種類、配合を研究しました。
ピザ生地を作るときに使うナポリの「00粉」を使ったところ、
国産強力粉に比べてコシが強く弾力もあり、ベストでした!

トリュフ専用スライサーで白トリュフをたっぷり摩り下ろして。
トリュフを削るたびに歓声が上がりましたね(*^^*)
動画で撮る方も・・・♪
部屋中にトリュフの香りが広がりました!

やはりトリュフは香りが一番、
それだけでテンション上がります。
合わせたワインはバルバレスコDOCG。
華やかなネッビオーロの香りはトリュフに最高ですね♪
フレッシュ白トリュフが入手困難な場合は
白トリュフオイルで香りを楽しむこともできます。

普段はこちらで白トリュフ風味を楽しんでいます(^^)
パスタにかけたり、キノコのポタージュに添えたり・・・
メインはラビオリの他、2品。
ローストビーフ、クレソン、紅芯大根のサラダ、ブラッドオレンジソース

70℃の低温調理でゆっくりと火入れした
黒毛和牛のローストビーフ。
他の料理とのバランスを考え、サラダ仕立てにしました。
クレソン、紅芯大根、ブラッドオレンジソースで爽やかに。
赤ワインはピノ・ノワール、ガメイをマリアージュし、
柑橘の香りのソースに合わせてみました。
ワインはトリュフ同様、香りを楽しむもの。
料理の香り、ソースに合わせて品種を合わせると
相乗効果でより一層、料理が味わい深くなります。
お教室ではワイン選びも重要な仕事です!
毎回、お世話になっているソムリエさんと料理の相談をしつつ、
一緒にワイン選びをしております。
ワイン談義で1時間くらいたってしまうこともしばしば(笑)
メイン、もう一品。
アッシュ・パルマンティエ

こちらはフランスの郷土料理のひとつです。
アッシュ・パルマンティエとは、
アッシュ=細かく刻むという意味で、
牛肉の挽肉とジャガイモを重ね焼きした料理のこと。
アントワーヌ・オーギュスト・パルマンティエという
フランスの薬剤師であり、農学者でもある方の名前から
名付けられた料理。
昔、ジャガイモの価値が冷遇されていたヨーロッパで
飢饉の危機から救うためもあり、
ジャガイモの普及に貢献した人物です。
今でもジャガイモを使った料理には
パルマンティエ風とつくことが多いです。

いろいろなレシピがありますが、
私は黒毛和牛の挽肉を赤ワイン、フォン・ド・ヴオー、
ホールトマト、数種類のスパイスで煮込み、
北アカリのマッシュポテトを添えました。
グリュイエールチーズを摩り下ろし、オーブンへ・・・
どこか懐かしい、ほっこりとした家庭料理の味わいです(^^)
ワインのおつまみに
ハニーナッツ、セミドライアプリコット、シェーブルチーズ。

ハニーナッツは素焼きのアーモンドとマカダミアナッツを
国産の「ゆりの木蜂蜜」に漬けて、10日ほど熟成させました。
自家製シュトーレン

焼く前の生地は冷蔵庫で一晩寝かせ、
ゆっくりと発酵させます。
翌日、焼成し、たっぷりのブランデーとバターを塗り、
粉糖をかけて・・・
お教室の方からのリクエストもあり、
クリスマスには毎年作ります!
酵母が残っているので自分用に作ろう(^^)/
お越し頂いた皆様、楽しいひとときをご一緒させて頂き、
ありがとうございました。
クリスマスはこれからが本番ですね、
是非、楽しいクリスマスをお過ごしになられて下さいね♪
WINE SALON h

by chacochaco2008 | 2016-12-10 13:29 | 料理